Career Article

転職相談に使えるAIプロンプト例|ChatGPTで考えを整理する聞き方

ChatGPTのようなAIに転職の相談をするとき、返ってくる答えの質は聞き方でかなり変わります。「転職すべきですか?」と聞くと一般論が返ってきますが、聞き方を変えると、自分の考えを整理する相手として使えるようになります。そのまま使えるプロンプト例を、目的別にまとめました。

Author

著者:東 智隆

株式会社ヴィジョナリー取締役。IT・WEB・GAME業界専門の転職支援企業で、キャリア支援に携わっています。

うまくいく聞き方の3つのコツ

プロンプト例に入る前に、共通するコツを押さえておきます。この3つを入れるだけで、答えが一般論から自分の話に近づきます。

  • 役割と目的を伝える:「キャリア相談の聞き手として」「考えを整理したい」など、何をしてほしいかを最初に書く
  • 答えではなく質問をしてもらう:「質問を1つずつしてください」と頼むと、AIが一方的に結論を出さず、自分の言葉を引き出してくれる
  • 前提を書く(固有名詞は伏せる):年代、職種、経験年数、迷っている理由を書く。会社名や同僚の名前は入れなくても十分に伝わる

転職するか迷っているときのプロンプト

まだ転職するかどうかも決まっていない段階では、結論を急がせないことが大切です。AIに答えを出してもらうのではなく、自分の考えを言葉にする手伝いをしてもらいます。

  • 「あなたはキャリア相談の聞き手です。私は今の仕事を続けるか、転職するかで迷っています。結論は急がず、私の考えを整理するための質問を1つずつしてください。10問ほど聞いたら、私の話を要約してください。」
  • 「今の仕事で『嫌だと感じること』と『これは続けたいと思うこと』を、質問しながら一緒に書き出してください。最後に、両方を並べた表にまとめてください。」
  • 「転職したい気持ちが、一時的な不満からなのか、長く続いている違和感からなのかを見分けたいです。そのための質問をしてください。」

自分の経験と強みを棚卸しするプロンプト

自分の強みは、自分では当たり前すぎて気づきにくいものです。仕事の中身を具体的に話し、それを整理してもらう使い方が向いています。

  • 「これから私の職務経験を箇条書きで書きます。それぞれで使っているスキルを整理し、他の職種や業界でも活かせそうなものを挙げてください。」
  • 「私が普段の仕事で当たり前にやっていることの中に、強みがあるかもしれません。まず私の仕事の1日の流れを質問して聞き出し、そのあとで強みの候補を3つ挙げてください。」
  • 「これまでの仕事で、うまくいった経験と苦労した経験を1つずつ話します。そこから、私がどんな環境で力を発揮しやすいかを考えてください。」

転職の軸と希望条件を整理するプロンプト

希望条件を全部並べると、どの求人も物足りなく見えてしまいます。優先順位をつける作業に、AIの質問を使います。

  • 「私が転職で大事にしたい条件を、『絶対に譲れない』『できればほしい』『なくてもよい』の3つに分けたいです。まず思いつく条件を私に挙げさせ、そのあと質問しながら一緒に分類してください。」
  • 「今の職場への不満を書き出します。それぞれの不満の裏にある、『本当は何を求めているのか』を一緒に考えてください。」
  • 「5年後にどんな働き方をしていたいかを考えるための質問を、1つずつしてください。」

書類と面接の準備に使うプロンプト

文章を整える作業は、汎用AIが得意とするところです。ただし、実際にはない成果や数字をAIが補ってしまうことがあります。推測で埋めさせない一文を入れておくのが大切です。

  • 「次の業務内容を、職務経歴書の書き方に整えてください。成果や数字が足りない部分は推測で補わず、私に質問してください。」
  • 「〇〇職の面接でよく聞かれる質問を10個挙げてください。そのあと1問ずつ私が答えるので、答え方の改善点を指摘してください。」
  • 「私の転職理由を、前向きな伝え方に言い換えたいです。ただし、事実と違う内容にはしないでください。」

入力しないほうがよい情報

どのプロンプトでも、勤務先名、同僚や上司の実名、社内でしか知りえない数字は入力しないのが基本です。「従業員300人ほどのメーカー」「営業職で5年目」といった書き方で、相談には十分に足ります。

また、会話の内容がAIの学習に使われるかどうかは、サービスや設定によって異なります。使い始める前に、利用しているサービスの設定画面や利用規約を確認しておくと安心です。

プロンプトを考えるのが面倒なときは

プロンプトを工夫すれば汎用AIでもかなりのことができますが、限界もあります。何を聞くべきかは自分で決める必要があり、会話が終わると整理した内容は会話履歴の中に流れていきます。

CAREER-AI.JPは、転職相談で聞くべきことがあらかじめ組み込まれたAIアドバイザーと、チャットまたは音声で話せるサービスです。プロンプトを考えなくても、話しているうちに経験や価値観が整理され、会話の内容はCareer Vision Sheetとして手元に残ります。求人紹介はしないので、転職するか迷っている段階から使えます。

迷っている段階から、話して整理できます

CAREER-AI.JPは、転職を決めた人だけのサービスではありません。今の気持ちや状況をAIアドバイザーに話しながら、転職するかどうか、何から準備するかを少しずつ整理できます。

  • 登録不要・完全無料で、いますぐ話せます
  • 転職するかどうかを決めていなくて大丈夫です
  • 希望しない限り、話した内容が誰かに渡ることはありません

よくある質問

プロンプトはそのままコピーして使ってよいですか?

はい。そのまま使っても機能するように書いています。「〇〇職」などの部分は、ご自身の状況に置き換えてください。年代や経験年数などの前提を1〜2行足すと、答えがより具体的になります。

AIの答えをそのまま信じてよいですか?

考えを整理する材料としては役立ちますが、そのまま信じるのはおすすめしません。特に、求人の状況や年収の相場、企業の情報は古かったり不正確だったりすることがあります。事実に関わる内容は、求人票や企業の公式情報、転職エージェントなどで確認してください。

転職するかどうかをAIに決めてもらってもよいですか?

決めるのはご自身です。AIが得意なのは、判断材料を並べて整理するところまでです。整理した結果、今の会社に残ると判断することも、同じくらい正当な結論です。

ChatGPTと転職相談に特化したAIは、どう使い分ければよいですか?

文章を書く・直すといった細かい作業は汎用AIが小回りが利きます。自分では気づいていない論点を拾ってほしいときや、整理した結果を残しておきたいときは、転職相談に特化したAIが向いています。特化型で一度整理してから、汎用AIで書類を整える順番にすると無駄がありません。

ほかに気になることがあれば、そのままAIアドバイザーに聞けます。

無料で相談してみる

同じテーマの記事

あわせて読みたい